日本の祝日・振替休日のしくみ
祝日と会社の休みを分けて考えるためのガイド。2026年5月6日、9月22日、2027年3月22日の具体例で休日の決まり方と数え方を確認します。
カレンダーの赤い日を、三つに分けて読む
旅行の予約や納期の相談で困るのは、赤く表示された日をすべて同じ休みだと思ってしまうことです。国民の祝日、祝日法による休日、勤務先が定める休業日は、それぞれ根拠が違います。このサイトでは最初の二つを公式データとして扱い、会社の休業日は利用者が追加する日付として区別します。
| 区分 | 何で決まるか | 予定表での扱い |
|---|---|---|
| 国民の祝日 | 祝日法第2条に名称と日を定める | 元日、成人の日、海の日など16の祝日 |
| 振替休日 | 第3条第2項。祝日が日曜に当たる場合の休日 | 翌月曜に限らず、後の最も近い祝日でない日 |
| 国民の休日 | 第3条第3項。前後を祝日に挟まれた日 | 2026年9月22日のように、年によって発生 |
| 土曜日・日曜日 | 曜日と勤務・営業のルール | 土日休みの計算では除外するが、祝日とは別 |
| 会社などの独自休業 | 各組織の就業・営業カレンダー | お盆や年末休業は公式祝日データに追加しない |
この区別は日数の計算にも効きます。日曜と祝日が重なった日を二回引くと、営業日が一日少なくなります。暦の日付を一つずつ分類してから数えると、重複を避けられます。
振替休日は「必ず翌月曜」ではない
2026年5月3日は日曜日の憲法記念日です。翌4日はみどりの日、5日はこどもの日なので、どちらもすでに国民の祝日です。その後の最も近い祝日でない日である6日水曜日が振替休日になります。3日の休みが消えたり、4日と5日に振替休日を重ねたりするわけではありません。
| 日付 | 暦上の区分 | 計画上の扱い |
|---|---|---|
| 2026年5月3日(日) | 憲法記念日 | 土日祝休みの条件では休み |
| 2026年5月4日(月) | みどりの日 | 土日祝休みの条件では休み |
| 2026年5月5日(火) | こどもの日 | 土日祝休みの条件では休み |
| 2026年5月6日(水) | 振替休日 | 土日祝休みの条件では休み |
一方、2027年3月21日の春分の日は日曜日で、翌22日は国民の祝日ではありません。そのため22日月曜日が振替休日になります。「祝日が日曜日に当たったか」「後の日がすでに祝日か」の順で見るのが読み違いを防ぐ方法です。
土曜日に祝日が当たるだけでは、この規定による振替休日は発生しません。土曜休みの勤務先では休みが重なりますが、会社が独自の代休を用意するかは別のルールです。
2026年9月22日は、祝日でも振替休日でもない
9月21日月曜日は敬老の日、23日水曜日は秋分の日です。間にある22日火曜日は、第3条第3項の条件を満たす休日です。当サイトでは「国民の休日」と表示します。内閣府のCSVでは名称が「休日」なので、条文に沿って分かりやすい区分に置き換えています。
単に二つの休みの間にある日がすべて休日になるのではありません。前日と翌日の両方が国民の祝日であることが条件です。2026年8月11日の山の日と会社のお盆休みの間の日に、この規定を当てはめることはできません。
2027年は敬老の日が9月20日、秋分の日が23日です。21日と22日は通常の平日で、2026年の五連休をそのまま翌年へコピーできません。休暇計画は年を選んで作り直してください。
固定日・月曜日・春分秋分で、確認方法が違う
| 決まり方 | 例 | 確認するときの注意 |
|---|---|---|
| 月日が固定 | 元日1/1、天皇誕生日2/23、山の日8/11 | 同じ月日でも曜日は毎年変わる |
| 指定された月曜日 | 成人の日は1月第2月曜、海の日は7月第3月曜 | 前年と同じ日付を使わない |
| 春分日・秋分日 | 2026年は3/20・9/23、2027年は3/21・9/23 | 翌年の官報公表と内閣府一覧で確認する |
春分の日と秋分の日は、祝日法に3月20日や9月23日と固定されているわけではありません。国立天文台による翌年分の公表を経て確定します。当サイトは2025〜2027年の公式一覧を収録しており、まだ収録していない年を計算式だけで確定データとして公開しません。
海の日・山の日・スポーツの日には2020年と2021年の特例移動がありました。日付のルールから過去の全ての年を作ると、このような例外を落とします。過去年を調べる場合も、その年の公表データを使う必要があります。
祝日・祭日・休日という言葉を使い分ける
日常会話では「祝祭日」「祭日」と呼ぶことがありますが、現在の国民の祝日を確認する基準は「国民の祝日に関する法律」です。会社や施設に問い合わせるときは、「祝祭日は休みですか」だけでなく、日付と営業・休業の扱いを伝えると、振替休日やお盆の食い違いを減らせます。
例えば「2026年5月6日の振替休日は窓口が開いていますか」「8月13日から16日は独自の休業がありますか」と聞き分けます。同じカレンダーを見ていても、学校・店舗・勤務先の予定が一致するとは限りません。
納期や休暇に使うときの確認順
- 対象年の公式祝休日を確認する。前年の表や古い取り込みファイルから流用しない。
- 土日休みか、シフト制か、土曜営業かを確認する。このサイトの営業日計算は土日休みを前提にする。
- 会社・取引先の独自休業を追加する。祝日の名称を書き換えてお盆休みを代用しない。
- 開始日を含むのか、基準日の翌営業日を1日目にするのかを決め、計算条件も相手へ伝える。
祝休日の暦上の区分を確認する用途と、組織の営業を断定する用途を分けることが、このカレンダーを実務で使うための出発点です。
このあとに使えるページ
出典と確認範囲
日付・名称は公表資料を参照し、連休日数・営業日数・休暇候補は当サイトで計算しています。会社の休業日や個別の契約期限は含みません。
データの照合方法・計算条件・更新履歴